飲食店で使える補助金まとめ【2026年最新版】種類・金額・申請のポイント

著者: 補助金ナビ編集部最終更新日: 2026-07-04出典: jGrants(デジタル庁)・各補助金公式サイト

食材費・光熱費の高騰と慢性的な人手不足に悩む飲食業者にとって、補助金の活用は経営改善の重要な手段です。2026年度は厨房設備の省力化、POSシステムの刷新、テイクアウト・EC展開など、飲食業の課題解決に直結する補助金が複数公募されています。

本記事では、飲食店・飲食業者が2026年に申請できる補助金を種類別にわかりやすく解説します。

⚠️補助率・金額・期限は公募回で変わります

本記事に記載の金額・補助率・申請期限は2026年7月時点の公募情報をもとにした目安です。最新の確定情報は各補助金の公式サイト・公募要領でご確認ください。

飲食店が使える補助金2026年 一覧表

補助金名主な用途補助率補助上限の目安
ものづくり補助金厨房設備・フードテック1/2〜2/3750万〜3,000万円
中小企業省力化投資補助金配膳ロボ・食洗機・自動調理1/2〜2/3750万〜8,000万円
小規模事業者持続化補助金チラシ・HP・EC・テイクアウト2/350万〜250万円
デジタル化AI導入補助金POSレジ・予約・会計ソフト1/2〜3/450万〜350万円
省エネルギー補助金(NEDO)厨房機器の省エネ化・照明LED化1/3〜1/2公募要領参照

1. ものづくり補助金:大型厨房設備の更新に

ものづくり補助金は、製造業だけでなく飲食業・サービス業も対象の設備投資補助金です。中央厨房の設備刷新・フードテック機器の導入・冷凍技術対応など、数百万円規模の投資に活用できます。

飲食店がものづくり補助金で対象にしやすい設備例

  • 省力型・高性能の業務用調理機器(スチームコンベクションオーブン・急速冷凍機など)
  • 中央厨房の自動化・連続生産設備
  • フードテック関連の新型調理ロボット・食品加工機器

補助率・上限額の目安(2026年度)

申請枠補助率補助上限
通常枠(小規模事業者)2/3750万円
通常枠(中小企業)1/21,250万円
省力化・省エネ枠1/2〜2/3最大3,000万円

ものづくり補助金は「革新性」の説明が採択のカギ

単なる設備の老朽化更新では採択されにくい傾向があります。**「現状のどの業務課題が、この設備でどう解決されるか」**を具体的な数値で事業計画書に記載することが重要です。詳しくはものづくり補助金の申請方法ガイドをご覧ください。

2. 中小企業省力化投資補助金:人手不足解消に直結

**中小企業省力化投資補助金(省力化補助金)**は、人手不足解消を目的とした設備導入を支援する制度で、飲食業との相性が特に良い補助金です。配膳ロボット・食器洗浄機・自動調理機器・セルフオーダーシステムなどが対象となります。

第7回は2026年7月31日(金)17:00締切で受付中です。

省力化補助金の補助上限と補助率

従業員規模補助上限(通常)大幅賃上げ特例時補助率
5人以下750万円1,000万円小規模:2/3
6〜20人1,500万円2,000万円中小:1/2
21〜50人3,000万円4,000万円中小:1/2

過去5回連続60%超の採択率を維持しており、他の補助金より採択されやすいのが特徴です。第7回の詳細は省力化補助金 第7回 解説記事をご覧ください。

3. 小規模事業者持続化補助金:テイクアウト・販路開拓に

小規模事業者持続化補助金は、従業員5名以下(飲食業の場合)の小規模な飲食店に特に向いた補助金です。テイクアウト・デリバリー対応のECサイト構築費、集客チラシ、メニュー刷新によるブランディングなど、販路開拓・集客に関わる費用が対象になります。

ℹ️申請ハードルが低く初めての補助金に向いている

持続化補助金は事業計画書の要求水準が相対的に低く、初めて補助金申請をする飲食店にもチャレンジしやすい制度です。上限50万円(一般枠)から始められます。詳しくは小規模事業者持続化補助金 第20回 解説記事をご覧ください。

飲食店で使いやすい対象経費の例

  • チラシ・ポップ・メニュー表の制作費
  • ホームページ・SNS広告費(一定期間以内)
  • テイクアウト・デリバリー対応のECサイト構築費
  • 感染症対策を兼ねた店舗改装費の一部

補助率2/3・上限50万円(一般枠)、上限250万円(特別枠)で活用できます。

4. デジタル化AI導入補助金:POSレジ・予約・会計ソフトに

**デジタル化AI導入補助金(旧IT導入補助金)**は、飲食店のDXを進めるソフトウェア導入に使える補助金です。POSレジシステム・予約管理ツール・会計ソフト(freeeなど)・顧客管理(CRM)ツールが対象になります。

第3次締切は2026年7月21日(火)17:00が迫っています。

補助対象の例補助率補助上限
会計ソフト・POSレジ・予約システム(経費50万円以下)最大3/450万円
ITツール全般(経費50万円超〜350万円)2/3350万円

IT導入支援事業者を通じて申請する

デジタル化AI導入補助金は、認定を受けたIT導入支援事業者(ITベンダー)と共同で申請します。使いたいシステムを提供するベンダーが補助金対象事業者かどうかを事前に確認してください。詳しくはデジタル化AI導入補助金の申請方法をご覧ください。

5. 省エネルギー補助金(NEDO):光熱費削減に

飲食業は光熱費が売上に占める割合が大きい業種です。NEDO省エネルギー投資促進支援事業費補助金は、高効率な業務用冷凍冷蔵庫・空調・ボイラー・厨房機器への更新に活用できます。

  • 補助率:1/3〜1/2程度(中小企業は優遇あり)
  • 対象:一定の省エネ効果(エネルギー削減率)が見込める設備
  • 申請前の省エネ診断の活用が採択率アップに有効

省エネ補助金の詳細は省エネ補助金【2026年版】中小企業向け解説をご覧ください。

飲食店が補助金申請でよくある失敗と対策

失敗1:GビズIDの取得が間に合わない

多くの補助金申請にGビズIDが必要です。郵送審査を含めて取得まで2〜3週間かかるため、補助金申請を検討したらまずGビズIDを申請してください。→ GビズIDの取得方法

失敗2:交付決定前に設備を発注してしまう

補助金は後払い制が原則です。採択通知・交付決定通知を受け取る前に発注・契約・購入した費用は補助対象外になります。先行発注は絶対に避けてください。

失敗3:同一経費で複数の補助金に重複申請する

同一の設備・経費を複数の補助金で申請することは原則できません。補助金Aで厨房機器を対象にするなら、その機器を補助金Bにも使い回すことはできません。どの補助金にどの費用を充てるかを整理して計画を立ててください。

よくある質問(FAQ)

Q:飲食店は複数の補助金を同時に申請できますか?

A:対象経費が重複しなければ、複数の補助金を同時に申請することは可能です。例えば省力化補助金で配膳ロボットを、デジタル化AI導入補助金でPOSレジを別々に補助してもらうことはできます。ただし同一経費の重複申請は不可です。

Q:個人経営の飲食店(個人事業主)も申請できますか?

A:はい、申請できます。持続化補助金・省力化補助金・デジタル化AI導入補助金はいずれも個人事業主が申請できます。GビズIDの取得は法人・個人ともに必要です。

Q:開業1年未満の飲食店でも申請できますか?

A:補助金によっては決算書(確定申告書)の提出が必要なため、創業間もない場合は申請が難しいものがあります。持続化補助金は比較的申請ハードルが低いので、創業直後は持続化補助金から始めると良いでしょう。創業補助金・スタートアップ向け補助金もあわせてご確認ください。

Q:補助金の申請は自分でできますか?

A:持続化補助金・デジタル化AI導入補助金は比較的自分で申請しやすい制度です。ものづくり補助金・省力化補助金(一般型)は認定支援機関(税理士・中小企業診断士など)のサポートが必要な場合があります。認定支援機関の探し方・費用もご参考ください。

まとめ

  • 飲食店が2026年に使える主な補助金:ものづくり補助金・省力化補助金・持続化補助金・デジタル化AI導入補助金・省エネ補助金の5種類
  • 人手不足対策なら省力化補助金(採択率60%超・7/31締切)が最短ルート
  • POSレジ・予約システム・会計ソフトはデジタル化AI導入補助金(7/21締切・最大350万円)で対応
  • 初めての申請は持続化補助金(上限50万円・ハードル低め)から始めやすい
  • どの補助金もGビズIDが必要なため、今すぐ取得手続きを開始する
  • 申請期限・金額は公募回によって変わるため、必ず公式公募要領で最新情報を確認する

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