GビズIDのプライム・エントリー・メンバーの違い:補助金申請に必要な種類を解説【2026年版】

著者: 補助金ナビ編集部最終更新日: 2026-08-07出典: jGrants(デジタル庁)・各補助金公式サイト

「GビズIDに種類があって、どれを取ればいいのか分からない」——補助金申請を準備する中でよくある疑問です。

結論:補助金申請(jGrants・デジタル化AI導入補助金・省力化補助金・ものづくり補助金等)に必要なのは「GビズIDプライム」のみです。エントリーやメンバーでは電子申請ができません。

この記事では、GビズIDの3種類(プライム・エントリー・メンバー)の違いと、補助金申請の観点から必要な種類・取得手順を解説します。


GビズIDの3種類:プライム・エントリー・メンバーの比較

GビズIDは、法人・個人事業主が行政手続きをオンラインで行うための共通認証システムです(デジタル庁管轄)。2026年現在、以下の3種類が存在します。

種類対象本人確認方法補助金申請(jGrants等)
gBizIDプライム法人代表者・個人事業主本人印鑑証明書等の書類郵送審査◎ 使用可能
gBizIDエントリー法人代表者・個人事業主本人マイナンバーカードによる即時発行△ 一部の手続きのみ
gBizIDメンバー企業の従業員(代表者以外)プライムアカウント保有者が作成× 補助金申請は不可

⚠️補助金申請にはプライムのみ有効

jGrants・デジタル化AI導入補助金(旧IT導入補助金)・省力化補助金・ものづくり補助金などの電子申請システムは、gBizIDプライムでのみログインできます。エントリーやメンバーでは申請画面にアクセスできません。


gBizIDプライム:補助金申請の必須アカウント

プライムの特徴

gBizIDプライムは、法人代表者または個人事業主本人が取得する最高権限のアカウントです。

  • 取得方法:印鑑証明書(法人)または住民票等(個人事業主)を郵送して審査
  • 取得日数:書類申請から2〜3週間(繁忙期は最大1ヶ月)
  • 費用:無料
  • 利用できる手続き:jGrants・補助金申請・社会保険関係手続き等、幅広い行政手続き

補助金申請でプライムが必要な主な制度

  • jGrants(補助金電子申請システム)全般
  • デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)
  • 中小企業省力化投資補助金
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金(電子申請の場合)
  • 中堅・中小成長投資補助金

ℹ️申請締切の2〜3週間前には取得手続きを開始する

GビズIDプライムの取得審査には2〜3週間かかります。補助金の申請締切日から逆算して、遅くとも3週間前には申請書類を郵送してください。締切直前に申請しても間に合わない可能性があります。

プライムの取得手順

  1. GビズIDの申請ページにアクセスし、申請書を印刷
  2. 法人:印鑑証明書(発行3ヶ月以内)+代表者印で申請書に押印して郵送
  3. 個人事業主:住民票の写し等の本人確認書類を郵送
  4. 審査完了後、登録メールアドレスにアカウント情報が届く
  5. 初回ログイン時にスマートフォンによる多要素認証(SMS認証)を設定

詳しい手順はGビズIDの取得方法・手順ガイドをご覧ください。


gBizIDエントリー:即時発行だが用途が限定される

エントリーの特徴

gBizIDエントリーは、マイナンバーカードを使って即時発行できるアカウントです。

  • 取得方法:マイナンバーカードとスマートフォンアプリで即時発行
  • 取得日数:即日(5〜10分程度)
  • 利用できる手続き:社会保険関係・一部の行政手続きのみ

補助金申請でエントリーが使えない理由

jGrantsをはじめとする多くの補助金申請システムは、申請の真正性・責任の所在を確保するため、「印鑑証明書等で本人確認を完了したプライム」のみを認証として受け付けています。エントリーは即時発行の手軽さがある反面、書類審査を経ていないため補助金申請には利用できません。


gBizIDメンバー:従業員用・補助金申請は不可

メンバーの特徴

gBizIDメンバーは、プライムアカウント保有者(代表者)が作成する従業員向けのサブアカウントです。

  • 取得方法:プライム保有者がGビズIDの管理画面から作成(従業員にメール招待)
  • 用途:社会保険・雇用保険関係の手続きなど
  • 補助金申請:不可

メンバーはあくまで権限が限定されたサブアカウントです。補助金申請をする場合は、代表者本人がプライムアカウントでログインする必要があります。


独自の考察:プライム取得の遅れが不採択を招く現実

補助金申請の現場でよく見られる失敗のひとつが「GビズIDの取得が間に合わなかった」です。

補助金の公募期間は通常1〜2ヶ月と短く、発表後に初めてGビズIDの取得手続きを始めると、書類郵送から審査完了まで2〜3週間かかるため、申請締切に間に合わないケースが頻発します。特に繁忙期(公募開始直後・年度末)は審査が混み合い、通常より時間がかかることがあります。

推奨する準備タイミング:

  • 「次の公募に申請したい」と決めた時点でGビズIDプライムを取得する
  • 複数の補助金申請を想定するなら、1つのプライムアカウントで全制度に対応可能なため、一度取得しておけば毎回の手続き不要

現在GビズIDを持っていない方は、今すぐ申請書類の準備を開始することを強く推奨します。


エントリーからプライムへの切り替え方法

すでにエントリーアカウントを持っている場合、プライムへの「格上げ」はできません。プライムを新規で申請する必要があります。ただし同一メールアドレス・同一事業者でプライムを申請した場合、エントリーとプライムを同時に保有することになります(補助金申請にはプライムを使用してください)。


まとめ

  • GビズIDには「プライム・エントリー・メンバー」の3種類がある
  • 補助金申請(jGrants等)に使えるのはプライムのみ
  • プライムは印鑑証明書等の郵送審査が必要で取得まで2〜3週間かかる
  • エントリーはマイナンバーカードで即時発行できるが補助金申請には使えない
  • メンバーは従業員向けサブアカウントで補助金申請は不可
  • 補助金申請を検討しているなら今すぐプライムの申請書類を準備する

本サイトの補助金データはjGrants公式データを基に収集・掲載しています。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。


よくある質問

GビズIDプライムの取得に費用はかかりますか?

無料で取得できます。GビズID(gBizID)はデジタル庁が運営する行政手続き共通認証システムで、取得・利用に一切費用はかかりません。ただし印鑑証明書の取得費用(法人の場合)は自己負担です。

GビズIDプライムは1つの法人につき何個取れますか?

原則として、法人代表者1名につき1つのプライムアカウントを取得できます。代表取締役が複数いる場合も、jGrantsへの申請者として登録できるのは1名のプライムアカウントのみです。

個人事業主もGビズIDプライムを取得できますか?

はい、個人事業主も取得できます。法人と異なり、印鑑証明書ではなく住民票の写しや確定申告書の控え等が本人確認書類として使われます。詳しい必要書類はGビズID公式サイトの「申請ガイド(個人事業主版)」をご確認ください。

GビズIDプライムの有効期限はありますか?

GビズIDプライムには有効期限がありません(現時点では)。ただし、代表者が変わった場合や法人の情報が変更になった場合は、アカウント情報の更新が必要です。詳しくはGビズIDのアカウント変更・更新方法をご覧ください。

jGrantsにログインしようとするとエラーになります。何が原因ですか?

jGrantsのログインエラーの主な原因は、①GビズIDプライムではなくエントリーやメンバーでログインしようとしている、②スマートフォンの多要素認証(SMS)の設定が完了していない、③ブラウザのキャッシュ・Cookieの問題、などが挙げられます。詳しくはjGrants・GビズIDのログインエラー対処法をご覧ください。

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