2026-06-23

東京都サイバーセキュリティ対策促進助成金2026【上限500万円・費用半額】申請ガイド

都内の中小企業でサイバー攻撃のリスクを感じているものの、セキュリティ対策の費用が高くて踏み出せないという経営者向けに、費用の半額を助成してくれる制度があります。東京都の「サイバーセキュリティ対策促進助成金」です。

UTMやEDR、ウィルス対策ソフト、アクセス管理製品など幅広いセキュリティ機器・サービスが対象で、上限500万円まで費用の1/2を助成してもらえます。2026年度の第1回受付は終了しましたが、第2回申請は2026年9月に予定されています。今から準備を始めることで確実に申請できます。

東京都サイバーセキュリティ対策促進助成金とは?

東京都と公益財団法人 東京都中小企業振興公社が実施する、都内中小企業のサイバーセキュリティ対策を支援する助成金です。自社の企業秘密・個人情報を守るためのセキュリティ機器・サービス導入費用の一部を助成します。

国の補助金(デジタル化AI導入補助金のセキュリティ対策推進枠など)とは別制度で、東京都内の事業者を対象としています。

2026年度の基本情報

項目内容
助成対象SECURITY ACTION ★★二つ星を宣言した都内中小企業
助成率1/2以内
助成額最大500万円(申請下限額10万円)
申請方法Jグランツによる電子申請
主な対象経費UTM・FW・EDR・ウィルス対策等(詳細後述)

ℹ️第1回受付は終了。次は第2回(2026年9月)

2026年第1回の申請受付(5月13日〜19日)は終了しました。次の第2回は**2026年9月9日(水)〜9月15日(火)**に予定されています。今から要件準備を始めましょう。

助成対象となるセキュリティ機器・サービス

以下の機器・クラウドサービスの導入費用が助成対象です。

カテゴリ具体例
①統合型アプライアンスUTM(統合脅威管理)等
②ネットワーク脅威対策FW(ファイアウォール)・VPN・不正侵入検知システム(IDS/IPS)
③コンテンツセキュリティ対策ウィルス対策ソフト・スパム対策等
④エンドポイントセキュリティEDR(エンドポイント検知対応)・EPP等
⑤アクセス管理シングルサインオン(SSO)・多要素認証等
⑥システムセキュリティ管理アクセスログ管理等
⑦暗号化製品ファイル暗号化等
⑧サーバーOSサーバー入替に伴うOS更新を含む導入・インストール作業費
⑨標的型メール訓練標的型攻撃メール訓練サービス(別途規定あり)

⚠️主たる目的がサイバーセキュリティ向上であることが必要

業態上「当然備えるべきセキュリティ対策」と判断された場合は不採択になります。申請前に募集要項でご確認ください。

申請要件:SECURITY ACTION 二つ星が必須

この助成金の最重要要件が、IPA(情報処理推進機構)のSECURITY ACTION ★★二つ星を宣言していることです。

SECURITY ACTIONとは、中小企業が自社の情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。

二つ星(★★)の宣言に必要なこと

  1. 情報セキュリティ基本方針の策定・公開(自社ウェブサイト等で公開)
  2. IPAへの宣言申請(オンラインで完了。費用無料)

一つ星(★)は5分程度でできますが、二つ星は情報セキュリティ基本方針の策定が必要です。ひな形はIPAのウェブサイトで公開されているため、自社の状況に合わせて作成できます。

SECURITY ACTIONの宣言ページ: IPA(情報処理推進機構)公式サイト(SECURITY ACTION)で宣言できます。申請前に余裕を持って完了させておきましょう。

SECURITY ACTION宣言は他の補助金でも加点・要件になることが多い

SECURITY ACTION二つ星の宣言はデジタル化AI導入補助金(旧IT導入補助金)でも加点要件として活用できます。一度宣言すれば複数の補助金で使えるため、早めの取得をおすすめします。

2026年度の申請スケジュール

電子申請受付期間交付決定助成対象期間
第1回2026年5月13日〜5月19日 (終了)2026年7月下旬2026年8月1日〜11月30日
第2回2026年9月9日〜9月15日2026年11月下旬2026年12月1日〜2027年3月31日
第3回2027年1月8日〜1月15日2027年3月下旬2027年4月1日〜7月31日

※発注・契約・実施(購入)・支払は助成対象期間内に行う必要があります。事前に購入したものは助成対象外になるため注意が必要です。

申請手順(第2回に向けた準備ステップ)

STEP1: SECURITY ACTION ★★二つ星を宣言する

まだ宣言していない場合は、IPA公式サイトから申請します。情報セキュリティ基本方針のひな形を活用し、自社の方針を策定・公開してから宣言を完了させます。

STEP2: GビズIDプライムアカウントを取得する

Jグランツで申請するにはGビズIDプライムアカウントが必須です。取得には書類審査で最大1ヶ月かかる場合があります(2026年7月からGビズIDの書類審査が最大1ヶ月に延長)。

第2回申請(9月9日〜)に向けて、遅くとも8月上旬までにGビズIDを申請しておきましょう。

⚠️GビズID取得は要早めに!7月から書類審査が最大1ヶ月に

2026年7月から、GビズIDの書類審査期間が最大1ヶ月に延長されました。第2回申請(9月9日〜)に間に合わせるには、8月上旬までに申請することをおすすめします。詳しくはGビズID 2026年7月変更点と取得ガイドをご覧ください。

STEP3: 助成対象経費の見積もりを取得する

導入を検討しているセキュリティ機器・サービスのベンダーから見積もりを取得します。申請書に金額を記載するために必要です。

STEP4: Jグランツで電子申請する

申請受付期間内に、Jグランツから申請書類を提出します。

  • 申請書(Jグランツフォーム入力+書類アップロード)
  • 事業計画書(助成金の活用目的・効果)
  • 見積書(導入機器・サービスの明細)
  • SECURITY ACTION二つ星の宣言証明

詳細な申請書類は東京都中小企業振興公社の公式サイト(募集要項)で確認してください。

国の補助金との比較:どちらを使うべきか

東京都の助成金と国の補助金(デジタル化AI導入補助金)はどちらを使うべきか?

比較項目東京都助成金デジタル化AI導入補助金(国)
対象東京都内中小企業全国の中小企業・小規模事業者
助成率1/21/2〜3/4(枠により異なる)
上限額最大500万円最大350万円(セキュリティ推進枠)
申請時期年3回(5・9・1月)年複数回(締切ごとに申請)
主な対象セキュリティ機器・サービス全般認定ITツールに限定

東京都助成金が有利なケース: 認定ITツールに登録されていない製品(特定のUTMやFW等)を導入したい場合。上限500万円と国の補助金より高い。

デジタル化AI導入補助金が有利なケース: 認定ITツールに登録されている製品を使う場合。全国対応。補助率が最大3/4(小規模事業者)と高い場合がある。

ℹ️両制度の併用はできない(同一経費)

同一の設備・経費に対して、東京都助成金とデジタル化AI導入補助金を重複して受けることはできません。ただし、異なる経費(機器Aは東京都・機器Bは国)であれば別々に申請できる場合があります。詳細は各募集要項をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

申請下限額10万円とは何ですか?

助成金の申請には、助成対象経費が合計20万円以上(助成額10万円以上)必要です。小規模な導入でも活用できますが、10万円未満の投資では申請できません。

第1回が不採択だった場合、第2回に再申請できますか?

第1回交付決定(7月下旬)後に採否が確認できます。不採択の場合は、申請内容を改善して第2回(9月)に再申請することが可能です。

東京都に本社がなくても申請できますか?

都内に主たる事業所があることが要件です。本社が他県でも、都内に事業所(支社・事業拠点等)があれば申請できる場合があります。詳細は募集要項をご確認ください。

SECURITY ACTIONはいつまでに宣言すればいいですか?

申請時点で二つ星を宣言済みであることが必要です。第2回申請(9月9日〜)に向けて、8月中には宣言を完了させておきましょう。

まとめ

  • 東京都サイバーセキュリティ対策促進助成金は、都内中小企業のセキュリティ機器・サービス導入費の1/2を最大500万円まで助成
  • 申請要件はSECURITY ACTION ★★二つ星の宣言(無料・オンラインで完了)
  • 第1回は終了。第2回申請は2026年9月9日〜9月15日
  • 第2回に向けて、今から①SECURITY ACTION宣言・②GビズID取得・③見積もり取得を進めておくことが重要
  • 申請はJグランツによる電子申請(持参・郵送不可)

サイバーセキュリティ対策の第一歩として、まずはSECURITY ACTION二つ星の宣言を完了させましょう。宣言はデジタル化AI導入補助金の加点にもなるため、今後の補助金申請にも役立ちます。

最新の募集要項・スケジュールは公益財団法人 東京都中小企業振興公社の公式サイトをご確認ください。


補助金ナビで補助金を検索する → 補助金ナビ

補助金の申請でお困りですか?

対象の補助金をまとめて検索・比較できます

jGrants公式データをもとに、最新の補助金情報を無料で確認できます。

補助金採択後の会計・確定申告をかんたんに

まずは無料でお試し【freee会計】

補助金採択後の税務調査が不安な方へ — 月1,078円〜で国税出身税理士がサポート

税務調査あんしんメンバーシップを見る(シロクマくん)